ハッピーメールやPCMAXで女性が金銭的な援助と引き換えに交際相手の男性を募集する「ママ活(姉活)」の実態とは?ママ活ができるサイトやアプリはあるのか?“預り金”と称して逆にお金を要求してくる女性やママ活のやり方をまとめた有料note、Twitterでのママ活の危険性について解説しています。
ママ活や姉活の実態とは?
TwitterなどのSNSや、ハッピーメール、PCMAXなどの出会い系を使っているとたまに見かける「ママ活」というワード。
男性が年上の女性との食事やデートなどと引き換えに金銭的な援助を受ける交際関係として広まりつつあるようですが、その実態は未だ明らかではないところも多いです。
そこでこの記事では「ママ活」の実態と危険性、そして「ママ活」の派生語として最近登場した「姉活」との違いなどについても解説します。
「ママ活」とは?
「ママ活」とは、男性が金銭的援助を受けるために年上の女性を募集し、食事などを共にする行為のことを言います。
「パパ活」と同様、経済的な支援・援助を受けるにあたっては必ずしも肉体関係が必須というわけではなく、あくまで食事などのデートに付き合う対価として金銭を受け取る交際関係とされていますが、実態は性的な関係を伴うケースも多いと考えられています。

ママ活の場合は、男性に対して単にセックスを求めているわけではないという女性もいるため、性的な関係を伴わない交際形態もあり得るようですが、実際に出会い系やマッチングアプリでママ活をしている男性は「金銭的な援助をしてもらえる都合のいいセフレ」ぐらいの感覚で“ママ”を募集している人が多いです。
出会い系やマッチングアプリで本当にママ活できる?
結論から言うと、出会い系やマッチングアプリで男性が金銭的な援助をしてくれる女性(ママ)と出会えることは、基本的にほぼあり得ないと言っていいです。
世の中には経済的に余裕のある年上の熟年女性と若い男性(いわゆる「若い燕」)の愛人関係にある男女は実際に存在していますし、女性側がヒモの男性に対して金銭的な援助をする交際関係もそれほど珍しいことではありません。
ですが、出会い系やマッチングアプリには、そもそも金銭的な援助をすることを前提として交際相手の男性を探している女性(ママ)がほとんどいないため出会うのはほとんど不可能なのです。

女性から金銭的な援助を受けつつセフレになれるなどという都合のいい話は、普通に考えればあり得るはずがないにも関わらず、ママ活という言葉が広まりつつある背景には、ネットで「ママ活ができる」という趣旨の誤った情報がまき散らされているためです。この点については、以下で詳しく解説しています。
ママ活以外に「姉活」もある!?
近頃では、ママ活の他に「姉活」というワードも登場しています。ママ活の対象となる女性よりも若干年齢が若い、30代前半~20代の女性が年下の男性と支援目的で交際する関係を「姉活」と言うとされているようです。
“ママ”であろうと“姉”であろうと、そのような関係で会える女性は、少なくともハッピーメールやPCMAXなどの出会い系にはいないので淡い期待を抱くのは止めておきましょう。
ネットでのママ活は業者や詐欺に遭う危険性大!
出会い系やマッチングアプリ、Twitterなどでママ活をしようとすると、ほぼ確実に詐欺などの被害に遭うことになります。
逆援助交際詐欺のサクラ被害に遭う
出会い系サイトやマッチングアプリでのママ活は、女性側から男性に対して金銭的な援助をするの引き換えにセックスの相手になって欲しいとお願いしてくる悪質出会い系のサクラに騙される危険性があります。

出会い系のサクラにとって、金銭的な援助とセックスの相手を求める男性は、簡単に騙せる格好のターゲットでしかありません。
セックスができてついでにお金がもらえるなどという都合のいい話を信じている時点ですでに騙されやすい状態にあるので、サクラにとって騙すのはとても簡単なのです。
サクラはどうやって騙す?
ママ募集の男性を騙すサクラの手口として多いのは、多額の金銭的な援助をするにあたって信用できる相手か確かめるためと称して、少額のお金を入金させるというやり方です。
怪しさしか感じられない詐欺のやり口ですが、ママ活が本当にできると信じている男性にとっては、それももっともらしい話に思えるようで求めに応じてお金を騙し取られる人は決して少なくないです。
・出会い系で逆援なんて本当にあるの?
援デリ業者に「最初だけ2万」要求されてお金を取られる
現在、出会い系やマッチングアプリでのママ活で最も遭いやすいのが、援デリ業者に「最初だけ2万」などお金を要求されて取られる被害です。
ママ活とは本来、男性が女性からお金を援助してもらう側のはずですが、逆援助交際詐欺のサクラの場合と同様、うまいこと言いくるめられてお金を騙し取られるのです。
現在私が持っている空き部屋の家賃25万のうち、2万を最初に会った時一回だけ負担してもらいます。
お小遣いは一度の関係で終わるのを避ける為、相性を確認し合った翌月からになります。
それと不安もありますのでラインを交換した後、最初はホテルでデートします。
※[出典]Yahoo!知恵袋

本来お金を受け取るはずの男性が逆にお金を騙し取られるなど、にわかには信じがたい話ですが、出会い系やマッチングアプリではよくあることなのです。
「ヤリ逃げされたくないから最初だけ2万預けてください。一度会って信用できる相手と確認できたらお金は返しますし、ご希望の金額も支払います」などと言われて信じてお金を騙し取られる男性は意外と多いです。
「逆援助交際」が援デリの手口のトレンドに!?
援デリ業者の手口と言えば、これまで「最初だけ2万預けてください。2回目以降はそれをホテル代として使いましょう。」という程度の誘い方にとどまっていましたが、騙せる男性が少なくなってきたためか、最近では逆援助交際のサクラと同じように、お金を援助するとまで言うケースが増えているので注意が必要です。
しかも、対象となるのは若い男性だけではありません。30代、40代の既婚者・中高年の男性にまで金銭的な援助を提案しつつ、セフレにもなって欲しいとまで言う援デリ業者も多いので世代を問わず気をつけたいです。
ネット上の「ママ活で会える」情報はウソだらけ!
先ほども少し触れましたが、普通に考えれば「女性からお金をもらえて、しかもセックスまでさせてくれる」などという美味すぎる話がないことは誰でも分かりそうなものです。
ですが、ママ活が本当にできると考える人が多い背景には、ネット上で、あたかもママ活が簡単にできるかのようなウソの情報が数多く出回っていることが大きく影響しています。
- App Storeで「ママ活アプリ」と検索すると詐欺アプリが出てくる
- ママ活のやり方をまとめた有料noteは詐欺!
- Google検索で表示されるママ活サイトや動画もウソ!
- ママ活をしている女性はほんのごく一部に過ぎない
App Storeで「ママ活アプリ」と検索すると詐欺アプリが出てくる
以下のキャプチャ画像は、App Storeで「ママ活アプリ」と検索した際の画面です。
ご覧の通り、サクラばかりの詐欺アプリ「完熟トーク」が一番最初にリストアップされます。

Apple直営のアプリストアで検索して最初に出てくるアプリであれば、ママ活ができると信じてしまう人がいるのも無理はありません。

「ママ活アプリ」と検索して出てくるアプリは完熟トークに限らずほかにもたくさんありますが、いずれも本当にママと出会えるアプリではないので安易に手を出すのは止めておきましょう。
ママ活のやり方をまとめた有料noteは詐欺!
有料noteは、その道のスペシャリストが有料で有益な情報を提供する場として多くの人の役立つことも多いですが、その有料noteにも「ママ活詐欺」と疑われるものがあります。

恐ろしいことに「誤った情報に騙されてほしくない」と善意の皮を被ってお金を奪い取る「情報商材詐欺」紛いのnoteもあります。
「誤った情報に騙されてほしくない」という文句は、もちろん信ぴょう性を持たせるための口実であり、もっともらしく見せかけるための宣伝文句なので釣られてはいけません。

人間の心理とは面白いもので、有料だと「お金を取るぐらいだから本当の情報かもしれない」と信用してしまいがちなところがあります。
それこそが情報商材を売る側の狙いなので相手の思う壺にならないよう気をつけましょう。
情報商材を購入してしまった挙句、出会い系やマッチングアプリでママ活詐欺でお金を騙し取られるなどという悲惨な目に遭う危険性もあるのでくれぐれも釣られないようにしましょう。
Google検索で表示されるママ活サイトや動画もウソ!
残念なことに、Googleで「ママ活」と検索した際に表示される広告やサイト、YouTubeの動画などにもママ活詐欺を助長するものばかりが表示されます。

YouTubeの動画などには「ママ活で月収50万達成!」などと声高に宣伝するチャンネルや動画もありますが、そんなことは普通はできないので鵜呑みするのは危険です。



特定のメディア名に言及することは差し控えますが、ここで紹介した以外にも「r〇5」などの世間一般的に名の知れた大手メディアサイトの記事でも、アフィリエイト広告を売り込むために、「実際にママ活をしている男性のインタビュー記事を装った」ステマ記事が公開されています。
ママ活に関する正確な情報を公開しているサイトは現状ではとても少なく、少なくともGoogle検索では上位に表示されることはほとんどありません。
ママ活をしている女性はほんのごく一部に過ぎない
出会い系やマッチングアプリでママ活をしている女性がまったくいないとは言いませんが、そういった女性とママを募集している男性がサイトやアプリで巡り合うことはほとんど不可能です。
そのことがよく分かる質問と回答がYahoo!知恵袋に投稿されていたので紹介します。
ママ活できる男子は、何歳位までですか?
ベストアンサーに選ばれた回答
…(中略)…
ぶっちゃけ、Hに飢えている もてない男の子なんて選びません。
↑
最重要!!
20代の若い女の子の方から、して欲しい!!!って言われるような
さわやかな・色気のあるイケメンのモテ男をみんな選んでますね。
Hがしたいのではなく 恋愛のどきどきやときめく男の子と会いたいのです。
…(中略)…
ホストと同様、ごく一部の人だけが成功します
質問者さんはモデル・アイドルの卵・イケメン元ホストさん達のいる中
選ばれるような感じのお人ですか?!
そうではなかったら、歳がいくつであろうが若かろうが99%無理です。
…(中略)…
補足
誰でもママ活します!(抽選)という募集で書いているママ
エッチ度高いママは 詐欺や広告・勧誘で本物のママではないです
引っ掛からないようご注意ください!
※[出典]Yahoo!知恵袋
サクラなどがいないママ活ができるアプリ教えてください
ベストアンサーに選ばれた回答
本当のママは自分からほとんど募集しません。
募集したら、ママ活したくないような
顔面偏差値の人からどっさり連絡が来て
不愉快な思いしかしないからです。
イケメン以外の人と連絡する事態が
とても無駄なことなので。
…(中略)…
ママ活の目的は
若い女の子でもうらやましがる
ハイスペックなイケメンと会いたいからです
女に困ってる男レベルとのママ活は論外。
私の場合、見つけるのは
ママ活しますという、イケメン(写真あり)募集している人に
こちらから連絡します。
それで十分見つかります。
アプリがどうとかの問題ではないです
なので
自分の方から盛んに募集している人
エロ画像で募集してる人
誰でもOKな人
は サクラでしょう。
ママ活したいならひたすら写真ありで募集するのみです。
ママから好かれるような容姿であれば
ママ側の方からお声かかります。
※[出典]Yahoo!知恵袋
これらのアドバイスをまとめると、
- 出会い系やマッチングアプリでママ活をしようとしているような「お金やセックスの相手を含めて女性に困っている男性」はそもそも「ママ」の出会いたい男性ではない
- ママ活で女性と本当に出会えるのは、長身でイケメンなどのハイスペックな男性ばかりで、ほとんどの男性は対象外

つまり、SNSや出会い系、マッチングアプリなどで大々的にママ活と称して男性を募集している女性は、少なくとも金銭的な援助と引き換えに交際相手を探している“ママ”ではないということですね。
現状では本当にママ活的なことができるマッチングアプリとしては、年下男子と知り合いたい「大人の女性」と年上の女性が好きな「男子大学生」限定した「SILK(シルク)」というアプリぐらいしかありません。
「ママ活」ができると称するそれ以外の出会い系サイトやマッチングアプリでは、この記事で紹介したようにサクラ詐欺、援デリ業者に騙されるのがオチなので、賢明な皆さんは「ママ活」にはくれぐれも手を出さないようにしてください。
