同時登録制の無料サイトや誘導登録型の無料サイトに多く見られる、「他サイトへ移動したことで生じる被害」を防ぐためには、最初に登録したサイトから決して外部の別の出会い系には移動・登録しないということが大切です。

出会い系サイトを利用して起きる被害には様々な種類のものがありますが、中でも登録者が多い無料サイトにおいてよく見られる事例が、元々利用していたサイトとは別のサイトへと知らない内に登録してしまうことで生じる被害です。主に、次の2つのパターンがあります。

  • 紛らわしいサイト名やURLで他サイトへと登録させる手口
  • 偽の登録者が他サイトへと誘導する手口

紛らわしいサイト名やURLで他サイトへと登録させる手口

同時登録制や誘導登録制を採る出会い系サイトでは、メインの窓口となる無料サイトと、その他の有料サイトの名前が似通っていることが多いので特に気をつけなければいけません。

優良な出会い系サイトを使っていればこの点について心配する必要はありませんが、同時登録制のサイトや誘導登録制のサイトを使う場合は要注意です。なかなか気づきにくい面があるので注意深い態度で利用しなければいけない点でもあります。

例を挙げてみましょう。

複数のサイトが似ている例

窓口サイト(無料)
サイト名:「モバイルナビ」
URL:「http://mobile○○.com/」

姉妹サイト(有料)
サイト名:「モバイルナビDX」
URL:「http://www.mobile○○.com/」

※サイト名・URLは仮のものです。

このように、はじめに登録・利用するサイトと同時登録される、あるいは誘導される有料のサイトの名前やURLが似ていることが往々にしてあります。そのため、何も考えずにただ利用していると誘導先に気付かないということも十分に起きうるのです。

したがって、このような出会い系サイトを利用する際には、自分が登録したサイトの名前をきちんと把握しておき、それとは一文字でも異なるようであれば誘導された先のサイトである可能性があるということを疑いましょう。

特に、気をつけたいのは、サイト側から送られてくる受信メールの通知です。たいてい、そういったメールには、次のように書かれています。

受信メール通知の例

○○さまからメールが届いています。

「△△さん、こんばんは。今何してますか?
よかったらメールください。…」

メール全文・返信はこちらから↓
http://www.mobile○○.com/******************************

※URLは仮のものです。

ここでポイントになるのが返信用URLです。この部分は非常に長い文字列になる場合が多いのでその一字一句を調べる人はほとんどいません。まさにその点が盲点となっていて、返信用URLを例のように元アドレスと“若干”異なるアドレスにすることで利用者が気づかない内に誘導してしまうということがあるのです。そして、アクセスすると『受信BOXを設定します。』などという案内が表示され、有料サイトへの登録が完了してしまうということになってしまうわけです。

これは特に、登録したての時に使われる手段です。登録した直後であればサイト側からこうしたメールを受け取っても、受信BOXの設定をすることに違和感を感じることがないからです。そのため、“そういうシステムなんだ”というぐらいの認識しか持たれず、利用者が疑問を感じることがほとんどありません。

このように、単にURLに気をつけると言っても、実に様々な分かりにくい罠が存在するのが出会い系サイトですから、注意深く色々な面に気を配っておくことが非常に重要です。

偽の登録者が他サイトへと誘導する手口

また、たとえそういった同時登録制や誘導登録制を採用していない出会い系サイトであったとしても気をつけなければいけない点は存在します。そのサイトとは関係のない他のサイトからの潜入会員です。そうした会員は一般の利用者に紛れて連絡先の交換の代わりに個人のプロフィールページなどがあるということでそちらへと誘導していくことを目的に潜入しています。そのため、もし、出会えそうな人が実際にいたとしてもこうした方法で誘導される場合は、悪質業者の危険性があるということでそこで関係を断ち切らなければいけません。

このように、様々なパターンはあるものの、共通しているのは他のサイトへと移動することで危険性が生じるということですから、くれぐれも登録しているサイト、利用中のサイト外へは移動しないようにしましょう。