消費者契約法では、料金が発生することを利用者に分かりやすく表示することを義務づけており、確認がない場合には利用者に支払いの義務が発生しません。したがって、自動後払いやサクラ出会い系などによるポイントの支払い義務はないということになります。

同じ『ポイント制』の出会い系サイトでも、料金体系によってサクラの有無や安全性に雲泥の差があるので一括りに同様のものと考えてはいけません。まず、両者の違いについて明確にしておきましょう。

ポイント制出会い系サイトの特徴のまとめ

優良なポイント制の出会い系サイト
  • サクラがない
  • 料金体系が非常に安く設定されている
  • 前払いのみでの利用
悪質ななポイント制の出会い系サイト
  • サクラしかいない
  • 料金体系が高額
  • 後払い(自動後払い)もあり

このように同じポイント制の出会い系サイトでも優良なサイトと悪質なサイトでは大きな違いがあることが分かります。

後払いポイントの支払い義務

では、このうち悪質な出会い系が多い高額な料金体系の出会い系サイトにおいて、後払いシステムで利用した場合の料金の支払い義務があるのか否かについてですが、これは結論から言えばほとんどないという場合が多いです。

なぜなら、そういった出会い系サイトの場合、女性が一般の利用者ではなくサクラであることがほとんどであるためです。それを一利用者が実証するのはほとんど不可能なので仕方なく支払に応じてしまうという被害者が非常に多いのですが、現在では弁護士や警察も出会い系サイトのこういった悪質な実態については関心を強め摘発に乗り出しているので、弁護士などを介してやり取りをするとほとんどの場合支払い義務を免除されることになります。

また、すでに支払った分に関しても返還請求をすることができる場合もあるので、被害の回復もできる可能性があるということです。

さらに、細かい点について解説すると、後払いシステムに移行した際に、確認が求められたかどうかということも支払義務の有無に大きく関係してきます。

消費者契約法では、料金が発生することを利用者に分かりやすく表示することを義務づけていますが、それがない場合には利用者に支払いの義務が発生しない可能性についても言及されているためです。

したがって、自動後払い制のポイント制サイトに関しては、利用者に確認を取っていないため料金を支払う義務がないということになるのです。

ただし、こういった点を個人が主張しても悪質なサクラ出会い系の場合は請求を簡単に止めてくれるとは限りませんので、交渉する際には、弁護士などに仲介を依頼するのが一番いいでしょう。

もしくは、完全に請求を無視するというのもひとつの方法です。業者は様々な口実を元に脅しをかけてくることが予想されますので、それらを気にせず無視しきるメンタルの強さが求められることにはなりますが、それができれば一番手っ取り早い対処法は無視をするということです。