出会い系サイトは、インターネット上で不特定多数の男女が交際相手を探すwebサービスですが、インターネットが世の中に広く普及し始めた黎明期である1990年代後半にはすでに現在の出会い系の原型となるようなサービスが登場してい…

出会い系サイトは、インターネット上で不特定多数の男女が交際相手を探すwebサービスですが、インターネットが世の中に広く普及し始めた黎明期である1990年代後半にはすでに現在の出会い系の原型となるようなサービスが登場していたことからも分かる通り、その歴史は非常に長いのが特徴です。

そのインターネットの歴史を年譜としてまとめてみました。

出会い系サイト年譜

1990年代後半~
現在の出会い系サイトの原型となるサービスが誕生。当初はインターネット接続料が非常に高く、通信速度も遅かったことから携帯電話が主流であった。出会い系の料金体系も通信料と同じように従量課金制がほとんど。
1999年12月
スター・ビーチの名で知られる「Friends!」が開設されメル友募集サイトとして一世を風靡する。料金も無料であったため非常に多くの利用者を抱えるに至った。しかし、年齢制限を設けていなかったため18歳未満の中高生なども非常に多く後に施行される法律により閉鎖となる。
2000年前後
ブロードバンドと定額制の通信料の普及に伴い、徐々にPC版の出会い系サイトが登場するようになる。これにより、利用者はPCと携帯と双方で利用することが可能になり利便性が向上。
2000年
格安のポイント制出会い系サイト「イククル」が登場。それまで従量課金制のサイトでは、メールの送信量が1通あたり数百円以上するのが一般的であったが、メール1通あたり数十円という破格の設定で注目を浴びる。
2001年
出会い系=サクラとまで言われる程サクラが全盛を誇る中、サクラを一切雇わず、真剣に出会いを求める人たちのためのまじめなサイト「ラブサーチ」が登場。料金も月額固定制と当時としては非常に異色の存在として注目を浴びる。
2002年
出会い系サイトの利用者数が増加したことに伴い、18歳未満の児童が性犯罪に巻き込まれる事例が相次ぎ社会問題となり始める。
2003年
それまでほとんどのサイトが従量課金制の料金体系であったのに対し、無料サイトへ登録すると同時に有料制の姉妹サイトに登録される「同時登録型」の出会い系サイトが登場。
2003年9月
出会い系サイト規制法(正規名称:インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)が施行され、18歳未満の児童の利用が禁止されることになる。
2004年
mixi、GREEといったSNSが正式にサービスを開始。
2006年
モバゲータウンサービス開始。
2007年
出会い系サイトのタイプの主流が「同時登録型」のサイトになる中、サイト内の広告収入により運営費を賄う「サイト内広告型の完全無料サイト」が登場。
2008年
児童被害が減らない出会い系サイト問題に関し、出会い系サイト規制法が改正され12月に施行されることとなる。これを受け「スター・ビーチ(Friends!)」が翌年閉鎖されることとなる。
2009年
この頃から出会い系を利用することができなくなった18歳未満の児童が先に挙げたSNSコミュニティへと流れていく動きが加速。そうしたSNSコミュニティが児童買春の温床となりはじめ各社規制を強めることに。
2010年~現在
それまでは利用者が無料か有料かという選択でサイトを選んでいたものの、現在はサクラがいるかいないかつまり、出会えるようになっているかどうかでサイトを選ぶようになり、主流が無料サイトから有料サイト(月額固定or格安ポイント制)へと変遷。これにより、開設当初はあまり日の目を見なかった「ラブサーチ」や「イククル」といったサイトが運営歴10年を経て脚光を浴びるようになる。
また、出会い系サイトにおいて児童が犯罪に巻き込まれる事例が減少傾向をとりはじめ、健全化が進行している。