悪質な出会い系サイトによるサクラ被害などの詐欺被害が拡大した主な要因には、悪質サイトに関する虚偽の評価情報がネット上に広く蔓延したことがあります。被害を未然に防ぐには、出会い系の情報については特に疑う姿勢で、慎重に取り扱うことが大切です。

出会い系サイトによる被害は後を絶ちませんが、その要因にはいくつかの事項があります。例を挙げると、スパムメールによる誘導や占いサイトや懸賞サイトからの誘導などに端を発して悪質サイトを利用者が知らないままに利用してしまうことで被害が発生することが多いのです。

しかし、それよりももっと被害を多く発生させているのが、出会い系サイトの情報を取り扱うサイトなどで紹介される広告による<悪質サイトへの誘導なのです。 出会い系での詐欺被害を防ぐにはその実態について理解しておく必要があるでしょう。ここでは、サクラ出会い系などの悪質な詐欺サイトによる被害が拡大してきた実態について解説します。

虚偽の評価情報により拡大した悪質サイトによる被害

決して優良とは言えないサクラサイトなどの詐欺的な出会い系を優良であると評価し、その情報を目にする人を騙して誘導し登録させるのです。騙された利用者は、偽の評価であってもその真偽を確かめる術がありません。実際に自分で登録して使い、そして被害に遭わない限りそのサイトが悪質であるということが分からないのです。被害に遭って悪質サイトであることが分かっても、『被害者は自分だけかもしれない』という感覚から偽の情報を流したサイトへと追及が及ぶことはありません。

このことが、悪質出会い系の広告を広くネット上に蔓延させることになった大きな要因なのです。そして、また広く蔓延した悪質サイトの情報は被害者の増加という負の連鎖を招くことになりました。つまり、悪質サイトによる被害は拡大の一途を辿ってきたのです。

悪質な出会い系の広告が蔓延することによる被害の拡大の要因は、それだけではありません。
人の心理には、『より多く目にする情報は正しい』と評価してしまう傾向があります。とういうことかと言うと、たくさんのサイトで紹介されていて、それを目にすればするほどたとえリンク先のサイトが悪質な出会い系であったとしても優良なサイトであるという評価を無意識の内にしてしまう傾向があるということなのです。ましてやメルマガなどの自らが信頼を寄せる発行者による情報となれば、なおさら悪質なサイトであるとの疑いは抱きようがありませんので被害が発生しやすくなるのです。

出会い系の評価情報は真偽を疑うことが被害の予防につながる

このような経緯で悪質なサイトに騙されてしまうことを防ぐには、出会い系の評価情報については、常に疑う姿勢で取り扱うことが大切です。そもそも、ネット上の情報の確かさについては出会い系に限らずどんな分野でも議論が絶えません。それは、政治や文化、スポーツといった広く世間に知られている分野においてですら同じです。その中で出会い系サイトは、いわばネット利用者のごく一部が匿名で利用するサービスですからより、その真偽については疑われてしかるべきなのです。

このことについて十分に理解しておかないと思いもよらぬ被害に巻き込まれることになりますので、出会い系の情報の取扱いには充分注意するようにしなければいけません。