ウマい話に釣られる利用者

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出会い系にまつわる事件でも紹介した通り、出会い系サイトを通じてサクラ被害に遭ってしまう人は過去に比べれば減少傾向にあるものの、依然として非常に多いのが現状です。

この問題の根本には、出会い系サイトの運営者側がサクラを用いて利用者を騙し搾取するという、その運営姿勢やモラルがありますが、かといってそれだけが原因かというと決してそうとも言い切れないのもまた事実ではあります。

なぜなら、そうしたサクラ被害に遭っている利用者のほとんどが、金銭的な対価を提供するとのサクラの申し出にあっさりと釣られた結果、メールの回数を重ねサイト側から多額の料金請求を受け支払ってしまっているためです。これには2つの問題点があります。

まず最も大きな問題点が「金銭的な対価」に釣られるという点です。この中には資産を譲るとの申し出や直接的に多額の現金をプレゼントするというような、一般的な常識からするとかけ離れた内容のものが多いのが特徴で、そうした内容にいとも簡単にたくさんの人が釣られてしまっています。そのような申し出が出会い系サイトで知り合った人に対してあることはまずあり得ないことは冷静になれば誰しもが分かることですが、それ以前にともすれば援助交際や売買春といった違法行為にもなりかねない行為に及ぼうとしていることに対して自制が効かないという点が一番の問題です。

昨今の社会情勢や経済情勢は決して明るいものではありませんが、人として守るべき基本的なモラルや倫理観をないがしろにしてまで出会いを探してはいけません。

また、もう一つの問題が、そうしたサイト側の不当な請求にためらいもなく応じてしまっているということです。被害者の中には数百万円といった非常に高額の料金を支払っている人もいますが、罰金であろうと遅延金であろうとそんな多額の金額は出会い系サイトの利用の対価として払うにはいくらなんでも不当過ぎる額であることを冷静に考えなければいけません。

このように、現在起きている出会い系サイトのサクラ被害には運営者側の問題以外にも我々利用者側の問題があることも否定できない事実としてあります。そうした被害を防ぐ意味でもくれぐれもウマい話に安易釣られることがないようにモラルを持って利用するようにしましょう。