非・出会い系サイトの台頭

最終更新

出会い系サイトの変遷史でも紹介した通り、2004年にサービスを開始したmixi、GREEに続き、2006年のモバゲータウンなど現在でも広く利用者に親しまれるSNSコミュニティが登場してきました。それに伴い、インターネット利用者が出会いを探す場が出会い系サイトからそうしたSNSコミュニティへと一部移っていくこととなりました。

GREEやモバゲーといったwebサービスは一般にはゲームコミュニティとして広く認識されていますが、当初は無料で会員同士がつながることができるSNS機能によって一般会員が自由に出会えることが人気を高める大きな要素であったことはあまり知られていないことです。こうしたSNSを活用して実際に利用者が会うことができるという点ではmixiも同様です。

こうしたwebサービスが利用者数を伸ばしたことに伴って、それまで出会い系で起きていたような児童買春などの犯罪行為が目立つようになり、社会問題化するにつれて、各社“出会えるようになっている機能”を大きく制限せざるを得なくなってきているというのが現在の状況です。

そのため、一旦出会い系サイトから出会い探しの場をSNSコミュニティへと移した利用者も現在ではまた、出会い系へと回帰する傾向にある(18歳未満の児童は除く)のが大きな流れです。とはいえ、一度SNSに親しんだ利用者は日記やサークルなどのような機能面に出会い探しをする上での有効性があることを経験として知っているため、従来からある出会い系サイトとはいうよりもむしろ、出会い系SNSへと活動の場を移しているのが特徴と言えるでしょう。

こうした傾向は、大手企業であるリクルートがまじめな恋愛や結婚相手探しをサポートするコミュニティ「TwinCue[ツインキュ]」を開設したことに象徴されるように、出会い系サイト業界以外へも普及しつつあります。